今日うれしいお手紙が届きました。
近隣の小中学校にキャリア教育の一環で、仕事の話を生徒達にする授業に参加しています。
毎回、授業を受けた生徒から感想文をいただきます。
伝えたいことがしっかり伝わった子もいれば、つかみの言葉が面白かったと中身が伝わっているのか不安になる子もいます。
毎回話す内容を変えていて、最近の(自分の中で)トレンドは「勉強は意味ない」というテーマです。
勉強が意味ないってどういうこと?
何のために勉強するの?
数学の難しい問題を社会に出てから使ったことがない。
と言われることは多々あります。
また、社会の教科書を1冊全部暗記したとして、いつ役に立ちます?
覚えた人がケーキ屋さんになったら、多分二度と使わない意味のない勉強になるでしょう。
そう、勉強は意味ありません。
それは、目的のない勉強だからです。
勉強に意味を持たせるには目的が大事
例えば、ケーキ屋さんになるのであれば、家庭科だろうと思いますが、
ケーキ屋さんを自分で開業するなら、簡単なお金の計算やメニュー作りのために国語や美術も必要になるかもしれません。
また、お菓子作りは温度や混ぜるものなど化学的知識がとても役に立ちます。
この様に社会に出て役立つ勉強はありますが、どの分野もただ知識を暗記しているだけの勉強や解法をひたすら覚えるような従来型の受験対策は何も意味がありません。
勉強に意味を持たせるの為に必要なことは「考える事」です。
その勉強がどうやったら役に立つのかを考えたり、どうやれば効率的に勉強できるのか?などを考える事で意味のない勉強が社会に出ても役に立つ勉強に変わります。
もし、お子さんに勉強が意味がないと言われたら
勉強そのものに意味がないことを説明したうえで、勉強することに意味が出るような目標や目的を一緒に考えてください。
将来何になるかなんて決まっていないこともあると思いますので、目標はとりあえずで構いません。
私は息子が5歳くらいの時に、「ウルトラマンになりたい」と言ったので、一緒に宇宙飛行士について勉強したり天体について勉強したりしました。
今では中学生になり、それらのものに全く興味をもっていませんが、その時に一緒に勉強したことは今の学習の仕方として身について役に立っていると思います。
その証拠として、先日学習発表で賞状をもらって帰ってきていましたし、実力テストでも満点を取ってました。(ちなみに学校の勉強やテスト勉強を子供に教えたことはありません)
さあ、どんな勉強が本当に意味があるのか?一緒に考えてみましょう。