北九州の教育改革は進むのか?

yahooニュースで見つけた記事です
「「学力向上が重要」北九州市の人口90万人割れ確実な情勢 AIによる教育改革で人口増へ」

「学力向上が重要」北九州市の人口90万人割れ確実な情勢 AIによる教育改革で人口増へ(RKB毎日放送) - Yahoo!ニュース
人口90万人割れが目前に迫る中、北九州市は、AI=人工知能による教育改革で人口増加につなげていく方針を示しました。北九州市の武内市長は16日の定例会見で市の人口減少の現状について説明しました。

個別指導塾オール4では毎年、学力調査や入試の傾向から独自の分析をして指導方法や入試対策に役立てています。

フクトさんや各教材会社さんから提供される情報もあるのですが、福岡県単位であることが多いため北九州の八幡西・東に絞った独自の分析をしています。

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武内市政での教育改革

実は、武内市長が市長選に出る前の年夏(2021年だったはず)に武内さん合わせて6名くらいで北九州市の教育についてお話しさせていただきました。

その時は、北九州市をどうしたらいいか現状や北九州の特色をお話しさせていただきました。

そもそも教育改革ってなに?

北九州市は子育て世代に優しい町になっています。

子育て支援や関連するイベントなども充実してきましたし、公園も新しくなっています。

では教育はどうでしょうか?

実はその前に話しておかないといけない事があります。

それは子育てと教育は別物だという事です。

出産から保育・養育の分野は福祉分野です。障害者支援や高齢者支援・医療分野などと同じカテゴリーです。(厚生労働省管轄)

目的は「健康に生きる」事です。

一方教育は、教育・学術研究の分野です。(文部科学省管轄)

やり方も違えば仕組みも違います。

目的は「より良い学びと学術研究」です。

子育てが上手くいっても教育が上手くいくとは限りません。

北九州市の学力の現状とは

冒頭の2024年2025年の分析にも書いていますが、北九州市は全国平均と比べてどの分野も学力は低いです。

北九州市の場合、大学進学や就職を考えた時に福岡市と比較せざるをえません。

地理的な理由から大学以降は福岡市の優秀な学生と競わなくてはいけないのです。

北九州市と福岡市の学力調査結果比較(2025年度)

学年・教科書全国平均福岡市北九州市傾向比較
小学6年 国語66.8%約69%(平均をどれくらい)約65%(全国を巡る)福岡市は上位、北九州は下位
小学6年の算数58.0%約59%(やや上)約54%(全国より約4pt低い)福岡市が優位
小学6年 理科57.1%約58%(全国並)約53%(全国以下参照)明らかな違いあり
中学3年 国語54.3%約55%(全国同等程度)約53%(全国より低い)ほんの少しの差
中学3年 数学48.3%約49%(全国同程度〜上)約45%(全国以下参照)地域格差あり
中学3年 理科57.0%(参考値)約57%(全国並)約52〜53%(以下)下位傾向継続

(perplexityにて作成)

北九州市の目指すべき教育像とは?

単純な学力を向上させるには既存のやり方では福岡市に追いつくことは不可能です。

どれだけ北九州市が頑張ろうとも同じように福岡市が教育に力を入れた場合、福岡市の方が予算も人数も多いので差が埋まることはないでしょう。

北九州市の強みは「九州工業大学」を筆頭にある理工系の学部学科です。工業都市の礎を築いた大学に加え最新鋭のAIやロボット研究をしている学研都市にある北九州市立大などの大学です。

理工系の人材はこれからの時代を支える人材になります。ものづくり大国日本の再興の時代が来ます。

そのためには、小中学校で算数・数学教育に力を入れて、プレゼンや研究発表に必要な国語力を育てる教育をするひつようがあります。

個別指導塾オール4では、開校当初から計算力と国語力をきたいえていますが、それは私が根っからの理数系で国語が好きだったからです。

自分で考えた理論を他人に理解してもらう事の快感を今のこども達にも知って欲しいですし、それは必ず社会に出て役に立つと思っています。

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