頑張っても必ず夢が叶うわけではありません。しかし、夢が叶っている人はすべからく頑張っています。
無料体験の時や面談の時に、これまで全く勉強してこなかった理由として、「頑張ってもダメだ」「自分はそもそも頭が悪いから」と言っているお子さんもいます。
そんなお子さんには「先ずは1時間集中して勉強できるようにしましょう」と話をします。
これまでの(他塾などで)一生懸命に頑張ってきたけど伸び悩んでいるお子様には勉強法のお話をします。
今日はそんな、伸びる効率の良い勉強法をお話します。
1、暗記科目の取り組み方
暗記科目は覚えるだけと考えていると時間を浪費します。
暗記科目はひたすらテストをする事をおススメしています。
小学校で「漢字を〇回書いてきましょう」という宿題が出ますが、あれは暗記の為に出ているわけではありません。
その回数書くくらいの時間ちゃんと机で勉強ができるための習慣を身に付けさせるための宿題です。
いくら写経の様に移しても覚える事はありません。
覚えるためには問題を解いたり、口に出すなど使ってみないと覚えません。
2、国語力を上げるには
国語を得意になるために、たくさん本を読ませています。と仰る親御さんは多いです。
これは正解です。
本を読むことで語彙力は増えるのでぜひ色々なジャンルの本を読ませてあげてください。
しかし、それをテストの点に結び付けたいなら解き方も学ばなければいけません。
実は、国語のテストには問題ごとの解法が存在するのですが、知らない人が多いです。(塾講師を長年やっていたという先生でも知らない人はいました)
3、計算ミスを見逃してはいけない
計算ミスをだからしょうがないと流しているとテストの点が80点で頭打ちになります。
また、テストの点が安定しません。
計算ミスにも色々な間違いのパターンがあって、間違いごとにどこで間違えたか自分で確認することで、間違わないための意識を作り、間違わないための対策を施すことで計算ミスをゼロにします。
4、絶対にやってはいけない事
ながら作業での勉強や何も考えずにひたすら与えられた課題をこなす勉強はしてはいけません。
集団授業の学習塾にありがちですが、毎日単語テストや大量の宿題が出されそれをこなしていけば成績が伸びると信じてやっているお子さんは危ないです。
当然やればやった分だけ伸びます。ですがタイトルにあるように差がついてしまいます。
もし、定期考査や受験でいい順位を狙うなら同じことをしていても、物覚えのいい子や頭の回転が早い子には勝てないでしょう。
集団塾は多くの生徒の中から物覚えのいい子や頭の回転が早い子が偏差値の高い高校に受かってもらえればいいのでそのやり方をしています。
さあ、あなたはどのクラスに分けられているでしょうか?
同じやり方なら、下のクラスから上のクラスに上がることなど不可能に近いのでは?
5、親の見守り方
これが一番重要と言っても過言ではないのですが、過度に干渉しない事です。
特に反抗期に勉強の事に口を出されると「ムカつく」以外の感情は出てきません。
ご自身の同じ年齢の頃を思い出してください。
やられて嫌だった事はしてはいけません。
また、親がおぜん立てをしたり、困っている時にすぐに助けに入ると、子供は用意しなくてもいい頑張らなくていいと思うようになります。
「獅子はわが子を千尋の谷に落とす」「かわいい子には旅をさせよ」と昔から言うように、困った事に自分で悩んで乗り越える体験をさせないと、努力ができない子になってしまいます。
親が手や口を出していいのは生死の危険がある時だけです。
他人に迷惑をかけたり、不完全な事を出来るのは子どもの特権なので小さいうちにいろいろと失敗から学ぶよう見守ってあげてください。