お問合せの段階でよくあるひと言は「うちの子が英語が○点で、何とかなりますか?」「数学が苦手でどうしたらいいでしょうか?」などの点数や苦手科目の話です。
仮に英語が90点だったとしても、勉強のやり方が悪ければ指導します。
大事なのは得意不得意や点数ではなく、どんな勉強方法で何点くらいとれているか?です。
そのためのひとつの考え方として、今回は5つの学習段階の話をします。
1.知らない
2.しっているけどできない
3.ヒントがあればできる(答えを見ればわかる)
4.ひとりでできる
5.教えられる

1.知らない
全く勉強していない状態です。
すでに習っている単元の問題を見ても「習っていない」「聞いたことが無い」と言っている状態です。
2.しっているけどできない
学校で習っている、問題に見覚えがあるという状態です。
教科書の例題を見ても練習問題が解けない状態や、ワークのヒントが書いてあるページの問題も解けない状態です。
最近はこの段階の生徒が多く、問題を一緒に解かないと先に進めない段階の生徒です。
見分けるポイントとして、定期考査の提出物や宿題の答えを写しているのであればこの状態です。
3.ヒントがあればできる(答えを見ればわかる)
教科書の練習問題やワークであれば、公式や単元が分かるから自力で問題が解ける状態です。
一見すると問題を理解しているように見えるので安心してしまいがちですが、実力問題や応用問題になった途端にペンが止まるのもこの段階の生徒です。
生徒によっては定期テストの点数がいい場合もありますが、基本を理解していないケースも多いので成績を上げるのが一番難しいのもこの段階の生徒です。
4.ひとりでできる
基本を理解しある程度の応用問題に対応できる状態です。
勉強ができる。成績がいい。と言われる生徒はこの段階です。
この段階の生徒は、目標設定や学習計画をしっかりと管理すれば、教えた分だけ成績が伸びていきます。
5.人に教えるられる
もう、先生は必要ないレベルの生徒です。
同級生に教えることで、記憶の定着ができます。
この段階の生徒の指導は、苦手分野に取り組むモチベーションの管理や難しい応用問題の解き方の解説などがメインです。
点数で判断できない理由
点数で分けるなら、30点以下は「知らない段階」
85点以上は人に「教えられる段階」です。
それ以外は点数では判断できません。
記憶力はあってとにかく丸暗記しているだけで、定期考査で80点くらいを取っている生徒もいました。
学校のテストの難易度にもよりますが、定期テストは暗記さえできればある程度の点数を取ることができます。
英単語や公式の暗記などの必要最低限の暗記以外は基本を覚えることで応用までできるようになります。
基本が大事なのです。
基本がどれだけできているかを計るには、無料体験を受けていただき先生の目で判断していくしかありません。
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