教育ビジネスに騙されないように

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もうすぐ冬休み。
そしてお正月。

新しい年が始まると、なにか新しいことに挑戦してみたり、自分磨きに挑戦してみたくなったりしますよね。

お子さんの習い事もそのひとつかと思います。

今回は、その習い事やについての注意点や陥りやすいワナをご紹介します。

最近はやりの習い事

プログラミング教室

大学入試でも情報の科目が入っていたり、小学校でもパソコンやタブレットを使って学習する機会が増え数年前から教室も増えています。
最近では、賞金のついた大会があり小学生から高校生まで本気で賞金を狙うこども達も増えています。

よくあるパターンとしては、プログラミング教室でゲームを知り、家で勉強と言いながらゲームをしている
教室の先生がプログラマーであれば別ですが、そうでない場合PCや教材でこども達が遊んでいるだけです。
そもそも学校で教えようとしているプログラミング学習とプログラミング教室で教えているプログラミングはピカチュウと動物園のネズミくらいの違いがあります。
いくらプログラミング教室に通っても仕事につながるような知識やスキルがつくことは無いです。教室はあくまでもきっかけで、そこからゲーム制作やプログラマーになるためには専門的な勉強が必要です。
もし優れたプログラミング教室があれば、それは教室で使っている教材のお陰ではなく、指導する先生の知識や経験です。

この教材は素晴らしいと宣伝してくるプログラミング教室はちょっと怪しい。

英会話・英語学習

前々から認知はされているかと思いますが、最近は小学校で英語の学習が始まり、北九州市では(2025年から)小学1年生から学ぶことになり、小学生のうちから英語につまずいて苦手になるこどもが増えてきました。
その結果、そうならないようにと小さいうちから英語を習わせたいという親御さんが増えています。

正直に言って英語は何歳から始めてもOKです。
ただし、英会話と学校で習う英語(特に中学英語や文法)は違うものなので注意して下さい。

よくある失敗例としては、
幼稚園から英会話に通っていて、中学になって英語が嫌いになった
英語ではよく話すけど日本語では話せない。(和訳・英訳ができない)

原因は母国語(日本語)が無いことが原因です。
バイリンガルにしたければ英語も日本語もどちらも教育するべきですが、英語だけになったり、半々になったりすると思ったことを上手に表現できなくなります。

英語の習い事をするうえでなんとなくは危ないです。
英会話を習って外国人とコミュニケーション取りたいのか?学校の授業で困らないようにしたいのか?くらいは明確にしておくべきです。

ダンス・Newスポーツ

小学校でダンスの授業があったり、デジタルを活用した新しいスポーツがあったり楽しそうな習い事が増えてますよね。
やっぱり体を動かすことは楽しいし、体力作りはしておいて損はないです。
お子さんが楽しむ事を大事にしてあげれば体を動かす習い事はぜひやっておいて欲しい習い事の一つです。

やっぱり定番?

○○式教室

プリントを進める学習教室や、タブレットを使った自律学習の塾などは得意を伸ばすのにはうってつけです。
計算が得意、覚えるのが得意なお子さんはぜひ得意を伸ばしに通ってみてください。

ただし、苦手教科や、勉強に対しして意欲がない子は逆効果になるのでやめましょう。

プール・サッカーなどのスポーツ系

ダンスやNewスポーツ同様体を動かすことは推奨します。

ですが、いちど考えて欲しいのはいつまでそのスポーツをするのか?

中学や高校になっても続けられるか?
あくまでも趣味の一つとして通わせるのか?

その考え方ひとつで選ぶ教室が変わってくると思います。

私の経験上、スポーツ推薦をもらって進学するような子は始めから違います。
その子に合った教室でなければ教室を変える事も考えながら続けてください。

コスパ重視の通信教材

英語や計算だけでなく、最近では様々な通信教材やアプリが開発されています。
ですが、新しい教材の質自体はまだまだ発展途上です。

やはり、昔からある教材の方が研究されていますが、近年変わってきている学習環境への変化には対応できていません。

どの教材を選ぶかは年齢によって変わりますが、主な目的は以下のように考えてください。

未就学児の通信教材は楽しい教材でこどもが飽きずに続けられること。
小学生であれば、できる事を繰り返して練習すること。
中学生以降であれば先取りの復習ができること。

通信教材で大事なことは、届いた教材を残さずにクリアできる環境を家族で用意してあげられるかどうかです。

勝手にこどもが進めているなんてことはあり得ません。(そんな広告をよく見ますが絶対にないです)

少子化で教員不足。さらに環境の変化でカオスな教育ビジネス

少子化と教員不足の影響

少子化の影響で民間の教育サービスも生徒の獲得や教材の販売でお客さんの取り合いに必死です。
なので、(半ば強制的に)不要な教材を販売したり、金額を上げたりしています。
また、教員不足の影響は民間企業にも影響が出ていて、優秀な講師の先生は減っていますが、先ほどの少子化の影響もあり給与は減っています。(大学生アルバイトのバイト代も減っています。)
質は下がって値段は上がるという状態ですが、様々な手法で不安感をあおったり、高圧的に契約を迫る業者もいるみたいです。

学ぶ科目の変化と入試の変化

小学校でもプログラミングや英語が増えるたり、高校入試も推薦入試が増えたりと学ぶ内容も目的も昔と変わってきています。
特に、部活動推薦はしない学校も増えてきました。
そのような環境の変化に対応した学校現場にはまだなっていないので、これまで良いとされてきた学習が逆に足を引っ張る結果になることも多いです。

(通信教材でも少し触れましたが)新しい入試や学習環境に完全に対応した教材はまだありません。
私も新しい環境に対応するために、市販のテキストや塾用のテキストだけでなく、大学の論文や研究教材なども参考にしています。

この様な、教材研究をする時間が無いと教員の方も言っていました。
それぐらい今起きている変化は大きな変化です。

不登校ビジネスなどの新形態も

不登校児童が2023年に30万人を超えて毎年増加しています。
そんな不登校を対象にした「不登校ビジネス」も増えています。

その教室に通うと出席日数にカウントされたり、高校卒業の資格がもらえたりするのですが、正直「それだけ」です。

大手のサービスでは何万人もの不登校児が在籍しているスクールもありますが、何の結果も出せずに高卒になって出てくるだけの所も多いです。

個人でされていて一生懸命こどものために頑張っている方もいらっしゃるので、それをビジネスと言ってしまうのはどうかと思いますが、高いお金だけ払って結局引きこもりって話にならないように注意してください。

騙されないためには

習い事を始めるきっかけは大体2つに分けられると思います。

こどもに「○○になって欲しい」と期待したり、本人が憧れなどでやる気になっている場合と

苦手だし、ゲームばかりやっているしとネガティブをなんとかしたい場合と

どちらにしても教育ビジネスで儲けてやろうと考えている業者はその気持ちを煽って契約まで持っていきます。
一度冷静になってみると「こんなはずではなかった」と後悔することはなくなるはずです。

教育系はサービスは始めの契約の段階で大きなお金(教材や入会費など)が動くことが多いので、一度契約した後に解約するのはとてももったいなく感じて、ずるずると続けることにもなります。

そうなると最悪で、「なんの成果もないのにもったいなくてやめられない」という悪循環でこどもが押しつぶされていくことになります。

そんなときも一回冷静になった「何がこどものためになるのか?」を考えてあげてください。

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なので、いちど個別指導塾オール4を試してみてから考えてはいかがでしょうか?