中学3年間の勉強は1年で受験に間に合うのか?

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4月になり、すっこしづつ体験授業や入会のお問い合わせが増えています。

最近のお問合せや面談の中で多い質問が「今から受験に間に合いますか?」です。

極論その子のやる気次第なのですが、間に合います。

どのくらいの学力の生徒がどのくらいまで伸びたのかを実例を交えてお話ししていきます。

勉強は壊滅的中学どころか小学校からやり直し

学校の授業はほとんど聞いていない。もしくは学校に行っていないレベルの学力の生徒の場合です。

多くはやる気の無さや学校や親への反発心から「勉強なんて大嫌い」となっているお子さんは何をやっても勉強をするモチベーションが上がりません。いっそ諦めてしまった方が親も子も楽だと思います。

一方で、受験を目の前にして急にやる気を出す生徒もいます。

ある生徒は普通高校に通いたいから、別の子は学校の先生に通信制の高校しか行けないと言われてその反発心から何としてでも高校に行ってやるとやる気に燃えて勉強に打ち込む生徒です。

初めは分数の計算(小4の単元)すらできなかった生徒も半年で連立方程式までできるようになりました。

英語も簡単な単語であれば読み書きできるようになり並び替えくらいはできるようになりました。

1年で(500満点)0点から150点くらいまで点数がアップしました。

毎週の学習時間は4時間の塾での学習と自宅で毎日1時間の学習時間でした。

他にも数学15点から3ヵ月で45点まで上げた生徒もいましたし、30点から半年で80点まで上げた生徒もいました。

共通して、勉強に対するモチベーションを維持できたことが成績アップにつながっています。

実は私も大学受験の時、高校3年生の春に予備校に通い始め、その時の英語の点数が50点ほど(200点満点)でしたが、夏休み前の実力テストでは100点(200点満点)まで上げる事が出来ました。

その気になれば中学3年分の復習を半年で終える事も可能だと考えています。

成績は真ん中ぐらい。真面目だけど伸び悩む場合

授業は真面目に聞いているのに、なかなか成績は伸びない。。。

頑張っているのに報われないと、勉強しても無駄な気がして勉強が嫌いになったり、自分には才能がないと諦めてしまったりしてしまいますよね。

これくらいの成績の場合、原因は大きく分けて2つあります。

①勉強方法が間違っている

実は学習の方法は、その人の持っている脳や考え方の特性に合わせる必要があります。

例えば、文系脳の人と理系脳の人では単語の覚え方が違いますし、科目ごとにかける時間も違います。

ですが、そんなことは学校では教えてくれません。

だから、学校の先生の教えを真面目に守っている生徒ほどその罠にはまります。

②過去に習った単元が抜けている

苦手な単元があったり、けがや病気を理由に長期でお休みしていて、授業を聞いていなかったりする場合にこのような現象が起こることがあります。。

例えばインフルエンザで2週間くらいお休みしていて、その時に大事な単元を学校では学習していて、あとから補習したけど理解できていないことなどが考えられます。

どの単元が抜けているのかが特定できれば対処は簡単ですが、その単元がわからない場合はどこが抜けているかを探し出すまで時間がかかります。

①でも②でも原因が分かってしまえば、それに合わせて学習の方法を変えるか抜けている所を復習すればよいので、成績を上げる事はそんなに難しくありません。

受験直前の12月に勉強のやり方変えて、それが見事にハマった受験生はそれまで30点くらい(60点満点)しかなかった英語が1か月で40点まで上がりました。

また、勉強のやり方が分かっていなかった生徒は、夏休み特訓の1週間で5教科平均15点から35点まで(60点満点)上がった生徒もいました。偏差値で考えると35から50くらいになりました。

オール4を目指す理由

実は、今日紹介したような生徒は評定が2や3(5段階評価)の子達ばかりです。

そこから4まで上げるためには学習方法の見直しや基礎の復習が欠かせません。

一度4まで評定が上がれば(4に見合う学力になれば)そこから5まで上げる事は難しくありません。

それくらい学習法や基礎の復習が大事なのです。

それなのに、成績が上がらない事をやる気のせいにしてしまってはとてももったいないですし、中学で学ぶことであれば素材の良し悪しは関係ありません。

「勉強ができないレッテル」を貼るのはもう少し待ってもいいのではないでしょうか?

勉強に対するやる気は親には見せたくないものだと思うので、そこは第三者的立場で話ができる塾や学校の先生を頼ってみてはいかがでしょうか?