令和6年の入試の結果を分析します。

昨日、福岡県教育委員会のHPに令和6年度の入試結果が出ました。

福岡県教育委員会【令和6年度福岡県立高等学校入学者選抜学力検査結果の概要について】

全体をざっくりと見て感じたことは問題の難易度が下がっている様に感じました。

特に国語は令和5年に比べ正答率が14%も上がっていて、特に文学的文章(物語)の正答率は35%以上上がっていました。

全国学力調査の結果からは読解力や表現力の低下がみられたので、簡単にしすぎてしまったという感じだと思います。

数学はこれまで同様全体的に低いのですが、図形の正答率が著しく低い傾向は変わっていません。

英語は文法問題以外の正答率が高いですが、それ以外はおおよそ半分(50%)程度の正解率です。

ここ数年数学や理科・社会でも読解力を必要とする問題が増えている傾向にありますが、暗記科目である理科や社会は対策が練られ正答率も上がってきました。

逆に基礎や基本が大事な国語・数学・英語は単純な暗記問題以外の正答率は低いままです。

とはいえ、全体の平均点は上がりすぎたので、令和7年の入試問題は少し難しくなるでしょう。

受験対策としては、基本的な理屈や考え方を問うような問題が増えていますので、「正しく理解して解く」ことが重要になります。

これまでの、パターンの暗記では対応できない問題が増えているので、従来と同じように大量に暗記したりテストを繰り返すだけでは太刀打ちできなくなってきています。

実は、この傾向は大学受験や推薦入試にも同じことがいえるので、昨年の入試状況をしっかりと分析して対策をしましょう。

正直に申し上げて、今年の受験に今からどうにか対策をするのは難しいと思います。付け焼刃の受験対策は通用しなくなっています。

試験対策は2年生の時から地道に積み上げていきましょう。

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