色々な広告やニュースを見ていると様々な数字が出てきます。
数字にすると明確になってわかりやすく思えるかもしれませんが、それが罠かもしれません。
例えば、だれでも10万円稼げます!(実は10年ぐらいかかりますけど)
1か月で何もせず5kg痩せました!(元々100キロくらいあるけど)
有名校に100人合格しました!(1000人くらい受験してますけど)
などなど数字にはわかりやすい反面、数字の元データの取り方次第ではとんでもない勘違いを生んでしまいます。
そんな勘違いを生むトリックをご紹介します。
トリック1 前提条件が違う
前述の10万円を稼ぐ話であれば、なんとなく10万円って手が届きそうで届かない微妙な数字ですよね。稼ぐという言葉から、「10万円ボーナス入ったら大きいな」と思いませんか?そうなると10万円がすぐもらえそうな想像をしますよね?
その10万円が1,000円に小分けされて少しづつもらえるなんて想像しませんよね?
そのようなイメージのギャップをついた罠です。
10万円をもらう為に○○に契約して1年間使ってくださいね。
「ちょっとまて!話が違う!」と罠に気づいても
毎月1,000円なので、1年後に解約してもらってOKです。損はないですよ!って言われるとなんとなくそうだなぁ。まあいいかと思って1年後解約しそびれて結果損をするっていう罠です。
実は人間は、罠にはまった時に自分を正当化する理由を探すようにできています。
失敗したら「勉強代だと思うようにしよう」とか「サービスに満足しているから損していない」とか。
結局罠にハマっていらないものを買わされただけです。
トリック2 全体を隠す
○○1000mg配合!
有効成分従来品の5倍!!(当社比)
などと聞くと凄そうに聞こえますが、1000mgは1gです。その商品がひとつ300g入りなら0.3%程度。。。ほぼ水やんって突っ込みたくなりませんか?
また、5倍になりました実は従来品は他社に比べて少なく他社製品の1割しか入っていなかった場合5倍したところで他社の方がまだ多いというのに、他社製品より凄そうに見えます。
塾業界で言うと、合格者〇人って看板が出ている塾がありますが、いくつも教室を持っていて生徒何人いるの?ってくらい多い塾で〇人っていわれてもねぇ。全国展開だからそれこそ生徒は何万人もいるんじゃない?と思ってしまう。合格率で言ったら数パーセントってことはないよね?と勘ぐってしまいます。
また、その合格者が昨年度の実績でなく開塾当初から20年たっていて今までの合計かもしれません。
これは、小さな個人塾とか地方の塾でありがちです。
ちいさな教室で数十人しか生徒いないのに凄いね!って思っても、3年に一人くらいしか合格しないけど今までの卒業生を全部足すと凄いように見えるでしょ!ってことではないでしょうか?
数字の闇の怖い所
数字は元データの取り方によっていくらでも変える事が出来ます。
データの前提条件をかえたり、数字の範囲を変えたすることでイメージが良くなる数字を作れます。
その数字に引っかからないようにするためには元のデータの取り方を確認しないとだめなのですが、広告に使っている元データなど教えてくれるわけもなく。。。検証のしようがありません。
その数字に自信を持っているのであれば、その数字の元データについて教えてくれると思いますが、そうではない場合のらりくらりと逃げられるのが落ちです。
皆さんはそんな数字に引っかかることなく物事の本質を見極めて選んでいただければと思います。
ちなみに個別指導塾オール4の合格者数は公表しません。生徒が多くないので、数を公表すると人気が無い塾に見えるからです。
その代わり合格率は後悔しています。
2024年度は公立高校・私立高校・大学すべての合格率は100%です。
みんな志望した高校・大学に合格しました。(ウソ偽りなく)
もし疑っているのならば直接聞きに来て質問していただいてもOKです。
なぜなら自信があるからです。