一昨年(令和4年)と昨年(令和5年度)に波乱を巻き起こした特色科選抜ってどんな入試なの?と最近よく質問があります。
特色科選抜が巻き起こした波乱
これまで高校入試で推薦入試と言えば、学力で推薦される推薦入試と部活の成績等で推薦されるスポーツ推薦がありました。
実は制度としては20年くらい前からある特色科選抜は、これまではスポーツ推薦の枠には当てはまらない部活以外の成果を残した生徒を採用する枠として活用されていました。
変化が起こったのは令和4年です。学習指導要領が変わりテストの内容もがらりと変わった年なのです。
それに加え 少子化の影響 で定員割れをする高校が増えていたことと、先ほどのテスト内容の変化で 受験生の減少 を懸念した高校が合格枠の3倍程度合格者を出しました。
そして、翌年その結果を見て推薦入試を考えていた生徒が特色科選抜に殺到し、特色科選抜の倍率が上がるという現象が起きました。
しかし、令和5年はどの高校も設定された枠通りの合格者数にとどまったため、本来推薦入試で受験していれば合格したのに、不合格になってしまった生徒が溢れました。
特色化選抜と推薦入試の違い
大きな違いは内申点の基準です。
特色化推薦の方が内申点の基準が高く、願書を出せる基準で考えると推薦入試の方が簡単です。
受験内容は若干違いますが、どちらも基本的には面接+作文(面接のみの高校もある)がほとんどで、集団討論がある所は少ないです。
推薦入試でも、特技や趣味をアピールする場はありますし、内申書が変わるわけでもないので、特色科選抜だから特別な準備が必要という事はありません。
実は学校の先生たちもよくわかっていない?
テストの方法や方針が変わった初年度と翌年に倍率が荒れたり、テストの難易度が変わったりすることはよくありますし、一定の法則があります。
実はこの法則を、学校の先生は知らない事があるそうです。
学習塾でもそれを専門に分析する部署があるところと、一般論(経験則やカン)で話している所があるみたいです。
なので生徒や保護者の方から、
○○塾(某大手集団塾)に通っている△△さんがこう言っていました。
学校の3者面談でこういわれました。
と言われていることが間違っていることはよくあります。
(だから令和5年に特色化選抜の倍率が上がって落ちた生徒が増えたのだと思います。)
個別指導塾オール4は行動心理学に基づいてデータ分析をしているので、ある程度信頼できる予測の元に進路指導をしています。
どんな対策をしたらいいの?
そもそもその場の付け焼刃の知識で入試を乗り越えようとしようとしているので、波乱や変化に巻き込まれてしまいます。
高校入試は真面目に勉強していい大学に進んでくれる生徒や社会貢献や就職で社会の中で魅力を発揮してくれる生徒を求めています。
大学入試もただ勉強ができる生徒より自発的に行動出来たり、社会人として活躍できる能力を持った生徒を求めています。
そのために、教科書を暗記して点数を稼ぐだけの受験者や覚えたことをすらすら言って面接を突破するような受験者を振り落とそうと考えています。
特色科選抜も推薦入試もその人の人格を見極めようとしているので、その人の個性を表現できるようにすることが大事です。
ただ、中学3年生に自分の個性を見出して文章にして表現するは出来ないので、(大人でも難しいです)それを導く大人が必要です。
だから、チャイルド心理カウンセラーやコーチングのスキルを持った講師がそれぞれの個性を引き出してストーリーを作り上げます。
そのストーリーがあればどんな質問が来ても困りません。
もちろん、入試だけじゃなくその後の高校生活の様々な場面で役に立つと思います。
自信をもって高校生になってください。