桜も散り始め、もうすぐ入学式のシーズンですね。
生徒の親御さんかある質問で特に最近多い質問が2つあります。
「お子さんとのコミニケションの取り方」と「家での学習方法」です。
最近の子供は心の成長速度が遅い反面、中学や高校では私ったちが子供の時には求められなかった高度なことを求められています。
例えば、政治家の(国会)討論を小学生に読み聞かせしている状況です。
今の子供たちは、公文のような勉強系だけでなく、英語やスポーツやプログラミングなど様々な習い事を掛け持ちしている子供が多いです。
また、学校での学習量(宿題)も増えています。
例えば「1ページノート」や「英単語」「計算」の練習です。
学校の授業ではできない部分を宿題として課していたり、学習習慣をつけるために宿題が出されていたりします。(学校にもよりますが量が多すぎます)
結果として、親が学習を見ることになるのですが、
そこで「お子さんとのコミニケションの取り方」と「家での学習方法」が問題になってきます。
特に春休みや夏休みになると、毎日お母さんが「今日の宿題は?」「やったの?」しつこく聞いてくる状況になっていませんか?
そうなると、いくら言ってもしないですし、余計に勉強が嫌いになってしまいます。
親が勉強しているか監視している状況は異常だと思ってください。
親が監視をしていると、高校になっても大学生になっても社会人になっても自分から勉強や課題をするようになりません。
「誰かに言われてからやる」習慣が身に付きます。
解決策は2つあります。
1.ほったらかしにする
2.別の人に任せる
1.ほったらかしにする
簡単に言うと宿題を忘れさせることです。
「無責任な!」と思うかもしれませが、困ったり恥ずかしい思いをしたら改めようとするのが人間の自然な反応です。
宿題をせずに学校に行くと先生に怒られたり、恥ずかしい思いをしたりします。
いやな思いをしたくないという気持ちが芽生えた時に、一緒に解決法を探してあげると自然とできるようになってきます。
困っているままほったらかしにすると、不都合なことはひたすら隠すようになるので、「間違いは一緒に解決してできたら褒める」ことを心がけて下さい。
2.別の人に任せる
親が宿題や勉強のことを言うと、子供は感情的になります。
わかりやすくいうと「反抗期」だからです。
親から言われたことに対しては無条件で反抗する時期なので、親が何を言っても駄目です。
更に、反抗期に親から制限をかけられている子(勉強や遊びに対してルールが多い子)は親に対しての尊敬の意識が薄く、自発的に行動できない子が多いです。
子供目線では楽しみを邪魔してくる悪者のように映っています。
中学生は社会の中での自分の立ち位置が認識できない子がほとんどです。
なんでも主観的にとらえる小学生から、客観視ができる大人になる途中の状態です。
正しいとわかっていても、これまでやってきた事を変えられなかったり、気持ちが追い付かなかったりするので、正論をぶつけることは絶対にやめてください。
また、家は本来体力を回復したり、リラックスする場所です。
ですが、家で親から宿題や勉強や遊びについて、いろいろと言っている状態では気持ちが休まることが無く家の外に安らぎを求めていってしまいます。
大人でも、家に帰って仕事の進捗や売上についてダメ出しされたらキツイですよね?
勉強のことはぜひ塾に任せてください。
そうすることで、保護者の方の悩みも減ります。